皆さん アマチュアのバンドのライブを見に行ったとき、お目当てのバンド(往々にしてお友達のバンド)以外の出演者の演奏を聞くのが苦痛なことってあると思います。(ヘタならなおさらですが上手くても)


先週末は友人の出演するライブをライブハウスに見に行ったんだけど、いわゆるブッキングライブで、お目当ての友人以外に3バンド。全部聞きましたけど(友人がトリだったもんで)、お目当て以外の時間はまじに苦痛でした。


演奏のクオリティはどのバンドもそんなに悪くない。何が悪いかというと「観客の目線」に立った演出をしていないってことにありますね。つまり自分たちの熱狂的ファンでない人たちに、いかに飽きないで見てもらうかっていう努力がないってこと。


昨日のホワイトスネイクやデフ・レパードでさえ、いろんな工夫で1時間半を飽きないで観てもらおうと努力しているのに、ただ淡々と演奏だけで45分はマジできついね。まあぎりぎり許せて30分か。


私自身ライブを時々するので分かっているんですが、これは演奏者側と観客側のミスマッチで、演奏者側はこの日のライブのためにリハに集客に大いに体力を使う。その意味から演奏は長くやりたい。実際演奏しているほうにしては45分は短くも感じます。一方観客側は、自分が応援しにきた演奏者についてはそれなりにテンションを保てるけど、そのほかの演奏は正直どうでもいい。


バンドを長く続けて、友達にいつも楽しく見てもらうには、いかに「観客の目線」にたって演出するかにもっともっと気をつける必要があると切実に感じました。


自分に置き換えて、たとえば直近のライブでどうしたかって言うと、(十分だったかは分かりませんが)スタンダードナンバーをちりばめて、オリジナルは2-3曲くらいにする。ゲストを途中で呼び込む。観客と呼吸を合わせたMCを展開する。くらいはやりました。あとたとえばビデオを使った演出っていうのも以前やりました。


正直難しい課題だと思うけど、そんなことをないがしろに、毎月毎月定期的にライブしてるアマチュアミュージシャンを多く見受けます。「観客の目線」!!意識しよう。お互いに。